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J-GLOBAL ID：200902253209648790   整理番号：08A1214286

金属における電子スピン緩和の一般化Elliot-Yafet理論:MgB₂中の異常な電子スピン寿命の起源

Generalized Elliott-Yafet Theory of Electron Spin Relaxation in Metals: Origin of the Anomalous Electron Spin Lifetime in MgB₂

著者 (10件)： SIMON F. ,  DORA B. (Max-Planck-Inst. Physik Komplexer Systeme, Dresden, DEU) ,  DORA B. ,  MURANYI F. ,  JANOSSY A. ,  GARAJ S. (FBS Swiss Federal Inst. Technol. (EPFL), Lausanne, CHE) ,  FORRO L. (FBS Swiss Federal Inst. Technol. (EPFL), Lausanne, CHE) ,  BUD’KO S. (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  PETROVIC C. (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  CANFIELD P. C. (Iowa State Univ., Iowa, USA)
資料名： Physical Review Letters  (Physical Review Letters)
巻： 101  号： 17  ページ： 177003.1-177003.4  発行年： 2008年10月24日 
JST資料番号： H0070A  ISSN： 0031-9007  CODEN： PRLTAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なるB同位体と不純物を含むMgB₂試料を用いてMgB₂における電子-スピン緩和時間の異常な温度依存性を研究し,この異常がMgB₂に固有であることを示した。¹⁰B,¹¹Bおよび天然ほう素を含む三種類の粉末MgB₂の伝導電子-スピン共鳴測定を行なった。局在スピンに対して開発された森-川崎公式を遍歴電子に拡張してエネルギー間隔ΔEをもつ近接バンドの存在下での伝導電子のスピン-軌道散乱を精密に扱った。結果は,ΔEが(h/2π)/τ(τは運動量緩和時間)と同等のときElliot-Yafet理論が破綻することを示した。MgB₂中の異常の発生がバンド構造と大きな電子-フォノン結合における独特の特徴に関係することを示した。

シソーラス用語： *電子スピン緩和 ,  *金属間化合物 ,  *寿命 ,  *ホウ化物 ,  *マグネシウム化合物 ,  伝導電子 ,  *ESR【磁気共鳴】 ,  電子-フォノン相互作用 ,  バンド構造

分類 (1件)： 金属・半導体のEPR  (BM07022M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 電子スピン緩和 ,  一般化 ,  理論 ,  MgB2 ,  電子スピン ,  寿命 ,  起源