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J-GLOBAL ID：200902254234465817   整理番号：09A1270425

背分力方向振動を援用する延性モード加工-第2報 断続的な除去加工に関する実験的考察および多刃工具の提案-

著者 (2件)： 今井健一郎 (神奈川工科大 工) ,  橋本洋 (神奈川工科大 工)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 53  号： 12  ページ： 745-750  発行年： 2009年12月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 第1報では,延性モード研削加工における砥粒1個当たりの抵抗,比研削エネルギ,平均切りくず厚さを明らかにした。そして,加工能率の向上のためには,工具-工作物間の断続的な接触をうながす背分力方向振動の援用が有効との考えにいたる経緯を述べた。本稿では,背分力方向振動を援用した単結晶シリコンの延性モード研削加工を行い,振動を援用しない場合との比較で,研削抵抗が安定し,約3倍の切込みで延性モード面を得た。さらに,背分力振動援用時の切れ刃単体の材料除去過程をフライカット加工実験で確かめ,連続切れ刃による材料除去過程の簡易なモデル化を行った。その結果,切れ刃間隔が均一な多刃工具を用いることで,切れ刃単体の材料除去量を抑え,断続的な除去機構を実現する効果的な延性モード加工が可能になることを示唆した。(著者抄録)

シソーラス用語： *加工力 ,  *超音波振動 ,  *研削 ,  力 ,  延性 ,  モード ,  *工具 ,  切れ刃 ,  推力 ,  抵抗
準シソーラス用語： スラスト力 ,  *延性モード研削 ,  *研削工具 ,  研削抵抗 ,  *研削背分力 ,  *研削力 ,  *多刃工具 ,  *超音波振動研削 ,  超音波振動工具

分類 (1件)： 研削  (QC03000R)

引用文献 (4件)：

• IMAI, K. Thrust force directional vibration-assisted machining in ductile mode 1^<st> report. Journal of the Japan Society for Abrasive Technology. 2009, 53, 4, 248
• IMAI, K. Shear-Mode Grinding Based on The Constant Grinding Force. Journal of the Japan Society for Precision Engineering. 1997, 63, 6, 849
• BLAKE, P. N. Ductile-Regime Machining of Germanium and Silicon. J. Am. Ceram. Soc. 1990, 73, 4, 949
• YAN, J. Ductile-Brittle Transition at Large Negative Tool Lake Angles. Journal of the Japan Society for Precision Engineering. 2000, 66, 7, 1130

タイトルに関連する用語 (7件)： 背分力 ,  援用 ,  延性 ,  除去加工 ,  実験 ,  多刃工具 ,  提案