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J-GLOBAL ID：200902254270103522   整理番号：09A1162773

見えない顔表現と体表現は急速情動反応を示す

Unseen facial and bodily expressions trigger fast emotional reactions

著者 (10件)： TAMIETTO Marco (Tilburg Univ., Tilburg, NLD) ,  TAMIETTO Marco (Univ. Torino, Torino, ITA) ,  TAMIETTO Marco (Inst. Scientific Interchange (ISI) Foundation, Torino, ITA) ,  CASTELLI Lorys (Univ. Torino, Torino, ITA) ,  VIGHETTI Sergio (Univ. Torino, Torino, ITA) ,  PEROZZO Paola (Centro Ricerche in Neuroscienze (Ce. R. Ne.), Torino, ITA) ,  GEMINIANI Giuliano (Univ. Torino, Torino, ITA) ,  WEISKRANTZ Lawrence (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  DE GELDER Beatrice (Tilburg Univ., Tilburg, NLD) ,  DE GELDER Beatrice (Harvard Medical School, MA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 42  ページ： 17661-17666  発行年： 2009年10月20日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 顔と体ジェスチャーは,情動伝染と呼ぶ現象,直面状態で顔表現を他のヒトのものに同期する自発的傾向により示される如く,社会的相互作用に基本的役割を演じる。今回,一側視覚領皮質を損傷した患者の無傷あるいは盲目視覚野に顔表現あるいは体表現の絵を表示することにより,意識的に見える刺激と見えない刺激の情動伝染反応を比較した。顔反応は筋電図で測定し,覚醒反応は瞳孔拡張で測定した。見えない表現の受動的暴露は,見える刺激と比較し急速な顔反応とより顕著な覚醒反応を誘発し,駆動刺激が皮質盲目のために意識的に認知できないとき,情動伝染は起こることを示唆した。顔や体ジェスチャーのように視覚特性にかなり異なる刺激は高く類似した表現反応を示した。これは患者が刺激で観察した運動パターンを単純には模倣できなかったが,情動的意味に共振したことを示した。情動伝染は皮質視覚系を逸れた進化的に古い起源の視覚系を介在する真の情動反応の事例であると結論した。

シソーラス用語： 感情障害 ,  表情 ,  *視覚皮質 ,  ヒト ,  *情動 ,  筋電図 ,  覚醒 ,  視覚 ,  生体刺激 ,  眼球運動 ,  *脳疾患 ,  視覚刺激 ,  *皮質
準シソーラス用語： 情動反応

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (3件)： 顔表現 ,  表現 ,  情動反応