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J-GLOBAL ID：200902254285857590   整理番号：09A0618947

核DNA塩基5-ヒドロキシメチルシトシンはPurkinjeニューロンおよび脳に存在する

The Nuclear DNA Base 5-Hydroxymethylcytosine Is Present in Purkinje Neurons and the Brain

著者 (2件)： KRIAUCIONIS Skirmantas (Rockefeller Univ., NY, USA) ,  HEINTZ Nathaniel (Rockefeller Univ., NY, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 324  号： 5929  ページ： 929-930  発行年： 2009年05月15日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大脳Purkinjeニューロンは大きい真正クロマチン核をもっているが,顆粒ニューロンの核は小さく典型的なヘテロクロマチン分布を示す。神経疾患においては後成的調節が重要であるにも関わらず,ニューロンのクロマチンに関しては殆ど知られていない。そこで本研究では,Purkinje細胞および顆粒細胞の核のDNA解析を行なった。その結果,両細胞ゲノムDNAにおけるCpG中の5-メチルシトシン含量を比較する過程で,珍しいDNAヌクレオチドを検出した。マス分析などによって調べた結果,そのヌクレオチドは5-ヒドロキシメチル-2′-デオキシシチジン(hmdC)と判明した。Purkinje細胞でhmdCは全ヌクレオチドの0.6%を占め,顆粒細胞では0.2%であった。一方,がん細胞系にはhmdCは存在しなかった。これらの結果を踏まえると,hmdCは脳に多量に存在する核DNAの成分で,神経機能の後成制御に何らかの役割を果たしていることが示唆される。

シソーラス用語： *核酸塩基 ,  *Purkinje細胞 ,  ニューロン ,  脳 ,  *生体内分布 ,  *顆粒細胞 ,  ヌクレオチド配列 ,  質量分析 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  遺伝子発現 ,  塩基
準シソーラス用語： CpG配列 ,  エピジェネシス ,  *ヒドロキシメチルシトシン ,  修飾塩基

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 核DNA ,  塩基 ,  5-ヒドロキシメチルシトシン ,  ニューロン ,  脳