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J-GLOBAL ID:200902254316802609   整理番号:08A0499196

イチゴの生理生態特性の解明による周年生産技術の開発および周年栽培品種の育成と普及に関する研究

Studies on the Hoeticultural Characteristics of Strawberry for the Development of Year-round Production and the Rease and the Extension of a New Cultivar Adapted for It.
著者 (1件):
資料名:
号: 61  ページ: 70P  発行年: 2008年03月07日 
JST資料番号: Y0412A  ISSN: 0388-9270  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1.花房伸長方向の目安となるランナー軸を持たない組織培養苗を用いて,クラウンの傾斜と花房伸長方向の関係を調べた。頂花房の花芽分化時期に20~25度の傾斜を付けた培養苗は,傾斜方向に花房を伸長させた。一方,最初の傾斜処理から40日後の頂花房開花始期にポットの傾斜を180度回転させ傾斜方向を逆転させた場合,頂花房は反対方向に伸長した。これは頂花房の伸長方向が屈地性によって決定されること,また花房の伸長方向が花芽分化時期より後,開花始期よりも前の時期に決定していることを示すと考えられた。ランナー軸およびクラウン傾斜を持たない培養苗の定植に当たっては,定植時に株を通路側に倒して定植することで,花房を通路側に伸長させることが可能となる。2.代表的な促成栽培用品種である「とちおとめ」と「女峰」を用いて,主茎腋芽の発育に及ぼす日長,定植時期および定植後の株栄養の影響を調べた。両品種とも短日条件下では,腋芽が一次側枝や休眠芽になりやすく,品種間では「とちおとめ」の方が「女峰」より日長の影響を受けやすかった。定植時期と株栄養に関して,「女峰」は,定植時期が遅く株が低栄養状態の場合に第3,第4節の下位節位に一次側枝が発生しやすかった。一方,「とちおとめ」は,低栄養状態では定植時期が早まってもランナー発生が抑制され休眠芽が多くなった。さらに定植時期が遅れるとその傾向が一層助長された。「とちおとめ」,「女峰」および「とよのか」を用いて,主茎腋芽の発育に及ぼす3つの要因(育苗中および定植後の株栄養,定植後の日長,定植後の温度)の影響を調べた。「とちおとめ」では,最高気温が35°Cを超えるような高温条件下では,通常ランナー発生を抑制する低栄養および短日条件下でも第2節以下の腋芽がランナー化しやすいことが分かった。腋芽の発育に関与する3要因の中では,温度の影響が最も大きく,高温条件は,第1節腋芽を除いた第2節以下の腋芽をランナー化する方向に作用し,定植後の高栄養条件もランナー化を促進した。育苗中の株栄養条件が腋芽の発育に及ぼす影響は比較的小さいのに対し,品種の違いは大きな影響を及ぼした。...(著者抄録)
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分類 (2件):
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果樹  ,  作物の品種改良 

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