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J-GLOBAL ID:200902254477132158   整理番号:08A0253761

わが国の汚染物質濃度に対する発生源・越境輸送の感度解析

Sensitivity Analysis of Emission Sources and Transboundary Transport on Pollutant Concentrations in Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 43  号:ページ: 79-91  発行年: 2008年03月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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3次元大気シミュレーションを用い,汚染物質濃度に対する各種発生源や越境輸送の感度を求めた。O3に対しては,越境輸送の感度が圧倒的に大きく算出された。年や月平均値で見ると,人為発生源の感度は年を通して負であった。NO2に対しては,自動車と自動車以外の人為発生源の感度が同等であったが,越境輸送の感度も年平均値に対して+32%と高かった。これは,NO2が直接越境輸送されるのではなく,都市部ではNOの濃度が高いため,越境輸送されるO3との反応によるNO2の生成が,NOではなくO3に規定されるためである。SPMに対しては,越境輸送の感度が+50%前後で,続いて自動車以外の人為発生源,自動車の感度が高く,植物VOCや海塩粒子の感度は小さかった。SPMに対する感度を成分に分けると,発生源や越境輸送の直接的な影響だけではなく,O3やVOCが絡む大気中での光化学反応による二次粒子生成や,ガス・粒子間の相平衡などによる,非線形な影響が見られた。本研究により,汚染物質濃度の低減策を検討するためには,発生源からの直接排出だけではなく,越境輸送,更には光化学反応や相平衡など,大気中での非線形的な諸現象を考慮する必要があることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
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気圏環境汚染  ,  環境問題 
タイトルに関連する用語 (4件):
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