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J-GLOBAL ID：200902254670959159   整理番号：09A0328190

水銀圧入法による細孔測定方法確立における最適真空脱気に関する研究

STUDY REGARDING OPTIMUM VACUUMING IN ESTABLISHING PORE MEASUREMENT METHOD USING MERCURY POROSIMETRY

著者 (4件)： 伊藤義也 (日本大 生産工) ,  越川茂雄 (日本大 生産工) ,  鵜澤正美 (太平洋セメント 中研) ,  山口晋 (石川島建材工業)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 62  ページ： 163-168  発行年： 2009年02月20日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水銀圧入法による細孔測定時の真空脱気が,エトリンガイトの損傷及び空隙率に及ぼす影響について実験的に検討した。水セメント比50%の超速硬性セメントの平板を2.5~5mmの細粒にして,真空凍結乾燥し真空脱気した後,X線回折分析(XRD)と水銀圧入法による細孔径測定を行った。エトリンガイトのXRD~0.3μmの細孔量が減少し,0.3μm以上の細孔量が増加した。脱気時間10分と60分の電子顕微鏡写真の形態は異なるものであった。従って,脱気圧10Pa,脱気時間10分程度の真空脱気は細孔構造に影響を与えない。

シソーラス用語： *細孔径分布 ,  空隙率 ,  水銀 ,  微細構造 ,  *真空脱ガス ,  エトリンジャイト ,  *セメントペースト ,  凍結乾燥 ,  X線回折分析 ,  細孔径 ,  面積 ,  電子顕微鏡写真 ,  継続時間 ,  負圧 ,  水銀圧入法

分類 (2件)： 建設材料試験  (RA06020D) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (5件)：

• 浅賀喜与志ほか: 長期水和したセメント硬化体の湿度調整による質量、密度、細孔構造の変化、セメント・コンクリート、No.684、pp. 52-58(2004)
• 社団法人セメント協会: セメント硬化体研究委員会報告書、pp. 273-290(2001)
• 越川茂雄ほか: 細孔測定用試料の作成方法の規準化に関する研究、セメント・コンクリート論文集、No.58、pp. 99-105(2004)
• 越川茂雄ほか: 細孔測定用試料の作製方法に関する研究、セメント・コンクリート論文集、No.60、pp. 155-160(2006)
• 山口晋ほか: セメント硬化体の水銀圧入式細孔測定における脱気条件に関する研究、セメント・コンクリート論文集、No.61、pp. 136-141(2007)

タイトルに関連する用語 (5件)： 水銀圧入法 ,  細孔 ,  測定方法 ,  真空脱気 ,  研究