文献
J-GLOBAL ID:200902254831749575   整理番号:09A0814475

雨氷が封鎖したねぐら樹洞で発見されたハシブトガラParus palustrisの死体とその死因について

Imprisonment by glaze ice may have caused the death of a cavity-roosting marsh tit (Parus palustris)
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 149-155  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: F0976B  ISSN: 0916-4405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2007年2月15日,北海道札幌市の落葉広葉樹林で,入り口が氷とざらめ雪に覆われたねぐら樹洞内で,ハシブトガラの死体を発見した。氷は透明で,その上をざらめ雪が覆っていたことから,最初に雨氷が降って木に氷が付着し,後にざらめ雪が降ったものと考えられた。ねぐら穴の入り口の方向と,氷の付着方向から,南から南南西の方向の風による着氷,着雪と考えられた。調査地近くで観測された気象データからは,着氷雪の発生は2月14-15日にかけての真夜中ごろと推察された。また,鳥類病院の検査部門に委託した病理解剖の結果は,ハシブトガラは消耗による死亡ではなく,内臓器官の状態からみて,窒息による死亡所見と矛盾しないことを示した。これらの状況証拠から,ハシブトガラが14日の夕方にねぐらに入った後に着氷雪が発生し,入り口を塞いだために通気がとまり,窒息死に至ったと推察された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林生物学一般 
引用文献 (21件):
  • Cramp, S.& Perrins, C. M.(eds.)(1993) The Birds of the Western Palearctic, Volume VII, Oxford Univ. Press, 728p.
  • Graber, J. W.& Graber, R. R.(1979) Severe winter weather and bird populations in southern Illinois, Wilson Bulletin, 91, 88-103.
  • Hendricks, P.& Norment, C. J.(1992) Effects of a severe snowstorm on subalpine and alpine populations of nesting American pipits, J. Field Ornithology, 63, 331-338.
  • Kotaka, N.& Matsuoka, S.(2002) Secondary users of great spotted woodpecker (Dendrocopos major) nest cavities in urban and suburban forests in Sapporo City, northern Japan, Ornithological Science, 1, 117-122.
  • Lack, D.(1954) The natural regulation of animal numbers, Oxford Univ. Press, 343p.
もっと見る

前のページに戻る