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J-GLOBAL ID:200902255060260559   整理番号:09A0830923

蒸気ガス化におけるタール及びガス発生中のセルロース,リグニン及びキシラン間の相互作用の解明

Elucidation of interaction among cellulose, lignin and xylan during tar and gas evolution in steam gasification
著者 (3件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 82-89  発行年: 2009年09月 
JST資料番号: B0809A  ISSN: 0165-2370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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モデルバイオマス試料の蒸気ガス化におけるガス及びタールの発生速度の時間分布を,ガス及びタール発生中での主要なバイオマス組成(セルロース,キシラン,リグニン)の相互作用を明らかにするため,連続交叉移動床タイプ微分反応器を使用して試験した。実験には,二つのタイプのモデルバイオマス試料(試料A:セルロース(65wt%)及びリグニン(35wt%)の混合物;試料B:セルロース(50wt%),キシラン(23wt%),及びリグニン(27wt%)を使用した。試料Aの蒸気ガス化においては,水溶性タール及び及びガス状生成物(CO,H2,CH4及びC2H4)の発生が,セルロース及びリグニンの相互作用により著しく抑制された。リグニンの一次(初期)分解は,セルロースの熱分解生成物との相互作用により妨げられた。その後,CO2発生はかなり増進し,水溶性タールの発生は遅れた。これらの結果は,セルロース由来の水溶性タールの揮発がリグニンにより抑制され,その後,主にCO2を放出して,重合炭化水素及びリグニン由来チャーの分解が起こることを示唆した。試料Bを使用した結果から,キシランの添加がガス(CO,CO2,CH4及びH2)の発生を増進し,水溶性タール及びCO2の発生を加速することが分かった,このことはガスへの水溶性タールの分解の増進及び/あるいはキシランがセルロースあるいはリグニンとの著しい相互作用無しにガスへ分解することを示唆した。加えて,主要なタール成分(レボグルコサン,フルフラール及び5-メチルフルフラール)の収率を,HPLCを使用して測定した。セルロース,キシラン及びリグニンの間の相互作用はレボグルコサンの発生を抑制し,5-メチルフルフラールの発生速度を著しく増進することが観察された。フルフラール発生に,セルロース,キシラン及びリグニンの間の相互作用は影響を与えなかった。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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多糖類  ,  分解反応 

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