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J-GLOBAL ID:200902255109055158   整理番号:08A1025547

家庭用自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機“エコキュート”の技術と将来展望

Technological Trend and Perspective of “Eco Cute” CO2 Heat Pump Water Heater for Residential Use
著者 (1件):
資料名:
巻: 128  号: 10  ページ: 688-691 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: F0011A  ISSN: 1340-5551  CODEN: DGZAAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(CO2)冷媒の特長,エコキュート開発の経緯,最近の技術動向,今後の課題などを解説する。(CO2)冷媒の場合は,フロンのように凝縮することがなく,水の加熱に伴って(CO2)の温度が徐々に低下し,水と(CO2)の曲線がほぼ一定の温度差を保ちながら熱交換している。そのため,高い成績係数が達成できる。エコキュートは電力中央研究所が行ってきた(CO2)冷媒の基礎研究の成果を踏まえ,東京電力,デンソーと共同で開発したものである。開発機は,省エネ性や環境性に優れている。このため,急速に普及が進展している。ヒートポンプは基本的に,四つの過程,要素機器から構成される。圧縮機,凝縮器,膨張弁,蒸発器である。高効率な圧縮機は,機械損失と内部漏れ損失を同時に低減することで開発できるが,これらは相矛盾する要求である。この課題を解決するためにメーカ各社はそれぞれ保有する技術を駆使し,圧縮機の開発を行った。給湯熱交換機については,水と冷媒の温度差の小さい熱交換が可能でかつコンパクトであることが要求される。熱交換の温度差が小さいということは,熱交換機が大きくなってしまうことを意味する。メーカ各社それぞれ異なる技術で,温度差が小さくても小型化が可能な熱交換器の開発を行った。(CO2)冷媒の場合,給湯熱交換器出口,すなわち膨張弁入口において,相当程度のエネルギーを保有しているため,このエネルギーを何らかの形で回収することによりサイクルの高効率化を図ることができる。このための技術が開発され,実機に適用されている。タンクの断熱については,性能の良い断熱材の開発・採用が進んでおり,さらに,一歩進んで,真空断熱材も採用されつつある。
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分類 (1件):
分類
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電気・防災・防犯・昇降機設備,その他の建築設備 
引用文献 (2件):
  • 社団法人日本冷凍空調工業会. 家庭用ヒートポンプ給湯機. JRA4050 : 2050. 2005
  • 柴田. エネルギー資源学会講演論文集, 2006. 2006

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