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J-GLOBAL ID:200902255246935599   整理番号:08A0894721

酸性硫酸土壌においてパイオニア草種であるMiscanthus sinensis(ススキ属)と関連する樹枝状菌根菌類の群落構造 pH勾配に沿ったすみわけ

Community structure of arbuscular mycorrhizal fungi associated with pioneer grass species Miscanthus sinensis in acid sulfate soils: Habitat segregation along pH gradients
著者 (5件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 517-528  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: W1879A  ISSN: 0038-0768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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有害なアルミニウムに富み栄養素に乏しい酸性硫酸土壌は,沿岸地方や火山地域に広く分布し,主としてパイライトに由来する硫化物に富む物質の微生物的酸化によって生成している。樹枝状菌根(AM)菌類の群落構造を制御する環境因子を明らかにするために,酸性硫酸土壌に出現するパイオニア草種であるMiscanthus sinensisと関連するAM菌類の群落組成を調べた。酸性硫酸土壌に生育するM.sinensisの根圏土壌を亜寒帯,温帯および亜熱帯の三つのサイトから収集し,亜寒帯の砂質土に生育する植物の根圏土壌も収集した。温室において,M.sinensisの苗をこれらの土壌に2か月間生育させ,根から抽出したDNAを用いて,菌類の大サブユニットリボソームRNA遺伝子を増幅した。遺伝子のヌクレオチド配列に基づいて,四つのサイトから六つの属にまたがる20のphylotypeを検出した。サイト間のAM菌群落の類似性指数は地理的距離とは相関がなく,群落に関する主成分分析の結果は,第1の因子が土壌因子,特に土壌pHを反映していることを示した。土壌pHをプロッティングした結果,pH勾配に沿ったAM菌phylotype類の分布が認められた。これらの結果は,菌類が適応できる基質pHの選択性と範囲がphylotypeの間で異なり,土壌pHが酸性硫酸土壌におけるAM菌類の群落構造形成に対する駆動力となっている可能性を示した。
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分類 (3件):
分類
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土壌生物  ,  植物学一般  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (37件):
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