文献

J-GLOBAL ID：200902255435464203   整理番号：09A1176632

Ni_xFe_1-xナノ粒子の調節による成長状態の単層カーボンナノチューブのキラリティー分布に対する触媒組成の関連づけ

Linking catalyst composition to chirality distributions of as-grown single-walled carbon nanotubes by tuning Ni_xFe_1-x nanoparticles

著者 (2件)： CHIANG Wei-Hung (Case Western Reserve Univ., Ohio, USA) ,  SANKARAN R. Mohan (Case Western Reserve Univ., Ohio, USA)
資料名： Nature Materials  (Nature Materials)
巻： 8  号： 11  ページ： 882-886  発行年： 2009年11月 
JST資料番号： W1364A  ISSN： 1476-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 応用上要求の高い純キラル単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を目的として,成長状態のSWCNTのキラリティーがNi_xFe_1-xナノ触媒(NC)の組成によって変えられることを報告した。常圧ミクロプラズマ反応器と管状流通炉を用いる,既報の二段連続気相法によって,ニッケロセンとフェロセンからNCを連続合成し,これをC₂H₂及びH₂と共に流通炉中に直接導入してCNTの成長を行った。ミクロプラズマ反応器で合成したNi及びNi_xFe_1-xナノ粒子をTEM観察(微細構造,粒径分布),EDX(組成)及びX線回折(格子定数)で特性解析した。粒径及び組成の異なるNCでSWCNTを調製し,硫酸ドデシルナトリウム/重水分散液で紫外-可視-近赤外吸収スペクトルを測定した。顕微Raman分光で構造を調べ,また,キラリティーの異なる半導性SWCNTのPLを励起及び発光波長の関数として分散液で測定した。NCの組成依存結晶構造と得られるCNTのキラリティーとの関連性はエピタキシャルモデルを支持するものであり,かつSWCNTのキラル選択性成長への一歩であると結言した。

シソーラス用語： *単層カーボンナノチューブ ,  *光学異性 ,  *分布 ,  半導性 ,  *触媒 ,  ナノ粒子 ,  プラズマ化学反応 ,  *ニッケル合金 ,  *鉄合金 ,  不定比化合物 ,  粒度分布 ,  *化学組成 ,  化学蒸着 ,  格子定数 ,  触媒反応 ,  分散系 ,  光吸収スペクトル ,  顕微Raman分光法 ,  *結晶構造 ,  *光ルミネセンス ,  励起 ,  発光 ,  依存性
準シソーラス用語： *キラリティー分布 ,  *ナノ触媒 ,  組成依存性

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

タイトルに関連する用語 (8件)： ナノ粒子 ,  調節 ,  成長 ,  単層カーボンナノチューブ ,  ティー分布 ,  触媒 ,  組成 ,  関連づけ