抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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線形硬化する標記弾塑性体の比例負荷下でのモードII型のき裂先端近傍特異場の漸近解析を行った。まず,き裂先端近傍のDrucker-Prager弾塑性体の構成式や力の釣り合い式などに関して述べた後,き裂先端近傍の応力や変位の特異場を支配する非線形連立微分方程式の誘導と,境界条件に言及した。さらに,当該モードII型におけるき裂先端近傍特異場の解析結果を示した。なお,ここでは,き裂先端近傍は,塑性負荷状態にあると仮定した。当該解析の結果,分かったことは次の通り。1)比例負荷下におけるDrucker-Prager弾塑性体の特異性のオーダーは1/2であり,線形等方弾性体と一致する,2)線形等方弾性体やvon Mises弾塑性体のモードII型の場合と異なり,Drucker-Pragerの場合は,ダイラタンシー効果の影響により,き裂面上に垂直応力が発生する,など。