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J-GLOBAL ID:200902255507494501   整理番号:08A0606024

基質を標的とするγ-セクレターゼモジュレーター

Substrate-targeting γ-secretase modulators
著者 (30件):
資料名:
巻: 453  号: 7197  ページ: 925-929  発行年: 2008年06月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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いくつかの非ステロイド抗炎症剤などの小分子γ-セクレターゼモジュレーター(GSM)によるAβ42(アミロイド-βペプチドの42個のアミノ酸残基からなるアイソフォーム)レベルの選択的低下は,アルツハイマー病の有望な治療法である。我々は,こうした薬剤の標的を明らかにする目的で,ビオチン化した光活性化型GSMを開発した。GSMの光プローブは,γ-セクレターゼ複合体のコアタンパク質を標識しないが,ヒト神経膠腫H4細胞においてβ-アミロイド前駆体タンパク質(APP),APPのカルボキシ末端フラグメント,およびアミロイド-βペプチドを標識した。基質の標識化は他のGSMと競合し,APPγ-セクレターゼ基質の標識化は,ノッチの基質よりも効率的に行われた。GSMとの相互作用は,凝集に重要な領域であるアミロイド-βの28~36番目のアミノ酸残基に局在していた。また,アミロイド-βのこの領域で相互作用することが知られている化合物はGSMと同様の作用があり,GSMの中には細胞に由来するアミロイド-βオリゴマーの産生を変化させるものもある。さらに,APPのGSM結合部位への変異導入では,GSMに対する基質の感度が変化する。これらの知見から,GSMによる基質の標的化は,Aβ42産生の変化と,アミロイド-βの凝集阻害という2つの治療的作用を機構的に結びつけるものであり,その相乗作用によりアルツハイマー病におけるアミロイドβの沈着を低減できる可能性があることがわかった。本研究の結果は,タンパク質分解酵素の小分子エフェクターによる「基質標的」の存在とその利用可能性を示すものでもあり,これを広く適用できれば,「新薬の開発につながる」標的に対する現在の概念を大きく広げるであろう。Copyright Nature Publishing Group 2008
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分類 (1件):
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その他の中枢神経系作用薬の基礎研究 
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