抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空欄補充形式の演習問題を通じ,1人の教師が多数の学習者をリアルタイムで教育することを目的としたe-ラーニングシステムを開発した。本システムでは同じ誤答をした学習者を一つのグループにまとめ,教師のアドバイスを同報で送信する。これにより教師稼動の効率化を行い,上記の目的を実現する。また本システムでは教育を行った際のログを保存するとともに,そのログの分析を支援するツールを作成した。作成したツールでは学習者の誤答とそれに対する教員のアドバイスを結び付けて分析し,教師のアドバイスの有効性や学習者の学習プロセスの分析を支援する。本システムを大学の授業で9回使用した結果,運用上特に問題は発生せず,教師によるアドバイスを高い頻度でかつ効率的に学生に送信できた。更にその授業で得られた教育ログの一部を開発したツールを用いて分析し,ツールの有効性とともに本システムを用いた教育の有効性を確認した。また受講した学生のアンケートからも,本システムによって有効な教育が行われたことを確認した。(著者抄録)