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J-GLOBAL ID:200902255648155743   整理番号:09A0895959

植物とカビのバーコード化

Barcoding of Plants and Fungi
著者 (2件):
資料名:
巻: 325  号: 5941  ページ: 682-683  発行年: 2009年08月07日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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生物由来の標本や断片の迅速な同定は常に望ましいが,博物学専門家の不足で適うことが殆どない。短く標準的なDNA領域のバーコード-が,多くの動物由来生体物質の同定に用いられている。動物と藻に関してはミトコンドリアのシトクロムオキシダーゼI(coxI,COI)の断片が共通のDNAバーコードとして開発されてきた。しかし,多くの陸上植物とカビに関しては,coxIの標準的デザインをDNAバーコードとして用いるには,ミトコンドリアの遺伝子の進化が遅く種間の正確な識別が難しいため適切とはいえず,さらに,カビでは遺伝子の重複が起こる。そのため,代わりのものが必要となった。カビでは核のリボゾームDNAの内部転写スペーサーが最良の代替DNA領域として選択され,陸上植物については色素体DNAの2種の短いコード領域が選択された。それらの領域についての最大の問題点は,多くの植物とカビはバーコードギャップがない点である。密接に関連のある種同士のバーコードには殆ど差が認められず,それらの群に所属する種間の同定は困難である。しかし,殆どの種は代替マーカーの使用により同定可能であった。例えば,CBOL植物作業グループは最近,植物で種の平均72%が同定可能であった。該当する環境や地域に存在することが知られている参照データベースの範囲を限定することにより,識別率の向上が可能となり,恐らく多くの場合100%近くになるものと予想できる。
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分類 (3件):
分類
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遺伝学研究法  ,  植物の生化学  ,  微生物の生化学 
タイトルに関連する用語 (3件):
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