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J-GLOBAL ID：200902255809201538   整理番号：09A1105537

リンゴJM系台木と主要品種の接ぎ木組み合わせにおける接ぎ目こぶとせん断強度の関係

Relation between the Swelling of Graft Union and the Shear Strength at Graft Union in Graft Combinations between JM Series Rootstocks and Major Apple Cultivars

著者 (7件)： 守谷友紀 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点) ,  工藤和典 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点) ,  宮下久哉 ((独)森林総合研究所林木育種センター東北育種場) ,  別所英男 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点) ,  和田雅人 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点) ,  副島淳一 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点) ,  増田哲男 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 8  号： 4  ページ： 463-468 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： JM系台木と主要穂木品種の組み合わせにおける接ぎ目こぶと生育および接ぎ木部強度との関係を検討した.幹周はJM7台樹で最も大きく,穂木品種間および供試樹間で差異が小さい一方,JM5台樹で最も小さく,ばらつきが大きかった.台勝ち程度はJM2台樹で小さかったが,すべての組み合わせで台勝ちであった.接ぎ目こぶ程度はJM2およびJM7台樹は小さく,穂木品種間差異も小さかった.JM1,JM5およびJM8台樹ではこぶが大きく,穂木品種間のばらつきがみられたが,必ずしも幹周のばらつきと一致していなかった.接ぎ木部のせん断強度はJM2台樹で最も大きく,JM1およびJM5台樹で小さかった.これらの結果から,接ぎ目こぶ程度の大きい接ぎ木組み合わせは生育が劣るとは限らないが,せん断強度は小さく,接ぎ木部で折損しやすいことが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： *リンゴ ,  台木 ,  品種 ,  *接木 ,  *剪断強さ ,  成長 ,  穂木 ,  *機械的性質 ,  *強度
準シソーラス用語： 生育 ,  剪断強度

分類 (2件)： 作物の品種  (FC02020V) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (7件)：

• 福田博之・樫村芳記・工藤和典・瀧下文孝・西山保直・久保田貞三・千葉和彦.1987a.わい性台木利用によるリンゴの密植栽培.第2報.密植栽培下における樹形変化.果樹試報C(盛岡).14: 39-52.
• 福田博之・工藤和典・樫村芳記・西山保直・瀧下文孝・久保田貞三・千葉和彦.1987b.わい性台木利用によるリンゴの密植栽培.第 1 報.わい性台リンゴ樹の生産力.果樹試報C(盛岡).14: 27-38.
• 神戸和猛登.1995.各論第2章リンゴ.3.台木の利用と栽培法.p. 202-213.河瀬憲次編著.果樹台木の特性と利用.農文協.東京.
• 菊池秀喜・池田裕章.2004.極わい性台木JM5とM.27に接ぎ木されたリンゴ樹の生育と荷重による折損状況.園学研.3: 51-55.
• 小池洋男.1995.各論第2章リンゴ.5.台木と主要品種の生育・収量・品質.p. 231-237.河瀬憲次編著.果樹台木の特性と利用.農文協.東京.

タイトルに関連する用語 (7件)： リンゴ ,  台木 ,  接ぎ木 ,  組み合わせ ,  接ぎ目 ,  こぶ ,  せん断強度