抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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幾つかの部類に属するアルコール類を関連カルボニル化合物へと簡単かつ効率的に酸化することを可能とするオキソアンモニウム塩の斬新な合成的利用を,1)オキソアンモニウムイオンの分子骨格の修飾,2)対イオンの変更による反応性の増強からなる二つの戦略に基づいて説明した。ここではTEMPO由来及び2-アザアダマンタンN-オキシル(AZADO)由来のオキソアンモニウムイオン類の利用に焦点を合わせて説明した。これらの開発された反応系により,1)立体的に込み入った第二アルコールのケトンへの効率的酸化;2)第一アルコールのカルボン酸への簡単な,ワンポット酸化;3)遷移金属フリー条件下での第三アリルアルコール類のβ-置換α,β-不飽和カルボニル化合物への酸化的転位が可能となった。(翻訳著者抄録)