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J-GLOBAL ID：200902256929152642   整理番号：09A0517125

色素増感太陽電池での電子注入効率に影響を及ぼす要因

Parameters Influencing the Efficiency of Electron Injection in Dye-Sensitized Solar Cells

著者 (4件)： KOOPS Sara E. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  O’REGAN Brian C. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  BARNES Piers R. F. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  DURRANT James R. (Imperial Coll. London, London, GBR)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 13  ページ： 4808-4818  発行年： 2009年04月08日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チタニアを光半導体,[Ru(NCS)₂(Hbpyc)₂]^2-(N719)を増感色素,I^-/I₃^-含有水溶液(Li⁺,tert-ブチルピリジン(tBpy)添加)を電解質溶液に用いた色素増感太陽電池(DSSC)について,電子注入効率に影響を及ぼす要因を時間分解・単一光子計数測定などにより検討した。電子注入は色素の励起三重項状態から半導体の伝導バンドへの電子移動経路により進行し,その速度論的特性は,三重項状態からの電子注入の半減期が200±60ps,量子収率が84±5%である。この速度論的特性は,デバイスの性能向上のために電解質溶液に添加したtBpyとLi⁺の濃度に依存する(チタニアの伝導バンドが移動)。電子注入の量子収率とDSSCの短絡電流密度との間には直線関係が存在すること,電子注入の動的特性は色素の三重項状態と半導体の伝導バンド(アクセプタ状態)とのエネルギー的な相対関係で決まることを推測し,色素の励起一重項状態と三重項状態からの電子注入の比較についても言及した(H₂bpyc=4,4′-ジカルボキシ-2,2′-ビピリジン)。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *キャリア注入 ,  ルテニウム錯体 ,  イソチオシアン酸 ,  色増感 ,  アニオン ,  リチウム化合物 ,  金属イオン ,  電解質溶液 ,  光子計数 ,  励起状態 ,  三重項 ,  伝導バンド ,  電子移動 ,  速度論 ,  半減期 ,  量子収量 ,  短絡電流 ,  一重項
準シソーラス用語： ヨウ化物イオン ,  リチウムイオン ,  三重項状態 ,  色素増感 ,  *色素増感太陽電池 ,  単一光子計数 ,  *電子注入 ,  量子収率

分類 (2件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  電池一般  (YB04010O)

物質索引 (2件)： 2,2′-ビピリジン-4,4′-ジカルボン酸 ,  4-tert-ブチルピリジン

タイトルに関連する用語 (3件)： 色素増感太陽電池 ,  電子注入 ,  要因