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J-GLOBAL ID:200902257147942802   整理番号:09A1228284

E-廃棄物:世界的な発生量と環境への影響の評価

E-waste: An assessment of global production and environmental impacts
著者 (1件):
資料名:
巻: 408  号:ページ: 183-191  発行年: 2009年12月20日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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E-廃棄物とは廃棄された電子機器であるが,そのうちコンピュータと携帯電話がライフスパンの短さのゆえに並外れて多い。E-廃棄物の現在の世界的発生量は,年間20-25百万tと推定され,大部分はヨーロッパ,米国及びオーストラリアで発生している。この先10年後には,中国,東欧及び南米がE-廃棄物の主要発生地となろう。小型化とコンピュータサービスが遠隔地からインターネットで提供される現在より効率的なクラウドコンピュータネットワークの構築は,世界的経済成長と広範な新技術の発展によるE-廃棄物の増加を相殺できる可能性がある。E-廃棄物は,環境汚染の可能性がある物質,特にPb,Sb,Hg,Cd,Ni,ポリシュウ化ジフェニルエーテル類(PBDE類),及びポリ塩素化ジフェニル類(PCB類)とともに,貴重な金属(Cu,白金族)をも含む。E-廃棄物の焼却は,ダイオキシン,フラン類,多環式芳香族炭化水素(PAH類)ポリハロゲン化芳香族炭化水素(PHAH類)及び塩化水素を発生する可能性がある。E-廃棄物の化学的組成は,新技術の発展並びに環境に有害な材料の代替品を見出すようにという環境関係機関から電子機器メーカへの圧力によって変化する。大部分のE-廃棄物は,埋立て処分される。環境への影響を最小限にして貴重な物質を回収する効果的な処理技術は,コストが高い。それゆえ,バーゼル条約の下では違法であるが,豊かな国が量は把握されていないがE-廃棄物を貧しい国に輸出し,そこでの回収技術といえばヒトの健康や環境の保護手段はほとんど講じないまま焼却するか強酸で溶解することになる。このような再処理は,まず局地的な極度の汚染を招き,次いで汚染物質が受入れ水系から食物連鎖へと移動していく。E-廃棄物処理労働者は皮膚接触や吸入により健康に有害な影響を受け,周辺の地域社会は煙,ダスト,飲用水,食品を通じて汚染物質に曝露される。輸出向けの農産品や工業製品の中にE-廃棄物関連の汚染物質が存在するものがあるという証拠がある。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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環境汚染一般  ,  産業廃棄物処理  ,  電気工学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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