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J-GLOBAL ID:200902257240098434   整理番号:09A1102947

後期新生代の環境指標としての微古生物学と古海洋学の進展 石灰質ナンノ化石量と窒素同位体比の相関変動-植物プランクトンによる硝酸消費プロセスの実証-

著者 (5件):
資料名:
号: 86  ページ: 59-66  発行年: 2009年10月16日 
JST資料番号: L2430A  ISSN: 0022-9202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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カリブ海バハマ沖のODPコア試料の石灰質ナンノ化石量(試料1g当たりの個体数)と有機物のδ15N値を求めた。既存の浮遊性有孔虫Globigerinoides ruberのδ18O値を含め,30~130万年前のそれらの変動関係を調べ,海洋表層水の栄養塩と水塊構造(成層化と崩壊現象)の関係を考察した。δ15N(0.1~5.8‰)と化石量(1×108~30×108個)は明らかな正相関を示し,氷期に高い値である。化石量(ナンノプランクトン生産量)はδ18O値の変化とも相関する。これらの変動は,古気候変動に対応したミランコビッチ周期の10万年・4.1万年周期が卓越し,世界的気候変動記録であるLR04δ18Obenthicstackの変動周期とも整合的である。氷期には強い海上風(貿易風)の影響で表層水の成層構造が崩壊し,底層水から表層水に付加される硝酸が増加し,その結果プランクトンによる硝酸消費が促進されたことを示す。
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分類 (3件):
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新生代  ,  水圏・生物圏の地球化学  ,  海洋地質学 
引用文献 (40件):
タイトルに関連する用語 (13件):
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