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J-GLOBAL ID：200902257330017956   整理番号：08A0404053

侵略的水草Ludwigia grandiflora subsp.grandiflora(新称:オオバナミズキンバイ,アカバナ科)の野外生育確認およびその染色体数

著者 (3件)： 須山知香 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  佐藤杏子 (富山大 大学院理工学研究科) ,  植田邦彦 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： 水草研究会誌  (Bulletin of Water Plant Society, Japan)
号： 89  ページ： 1-8  発行年： 2008年03月30日 
JST資料番号： L2453A  ISSN： 1348-4761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： チョウジタデ属(Ludwigia)の野外定着種について本邦初の報告を行った。対象植物は兵庫県加西市玉野町のため池の水際に大量に生息し,形態学的に,Ludwigia grandiflora subsp.grandifloraであると判断した。Ludwigia grandiflora subsp.grandifloraは6倍体(x=8,2n=48)であり,対象植物の染色体は観察の結果2n=48であり,形態学的同定結果を支持するものであった。本植物は,2002年にため池の水質浄化を目的として水草類を導入した際に混入していたものが定着した可能性が高いと考えられた。Ludwigia grandiflora subsp.grandifloraの和名として,「オオバナミズキキンバイ(大花水金梅)」を提唱した。

シソーラス用語： *アカバナ科 ,  水生植物 ,  染色体 ,  発根 ,  交雑 ,  個体群 ,  野生植物 ,  生物分類 ,  溜池 ,  兵庫県 ,  *外来種
準シソーラス用語： *Ludwigia grandiflora ,  オオバナミズキンバイ ,  *侵入種

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (20件)：

• EPPO (European and Mediterranean Plant Protection Organization), 2007. Ludwigia peploides and L. uruguayensis (= L. grandiflora). EPPO RS 2004/119 (http://www.eppo.org/QUARANTINE/plants/Ludwigia/LUDSS.htm).
• Gómez, M., 1894. Catálogo de las Periantiadas Cubanas, espontáneas y cultivadas. Anales Hist. Nat.23: 66.
• Greuter, W. R.& H. M. Burdet in Greuter, W. R.& T. Raus (ed.), 1987. Med-Checklist notulae, 14. Willdenowia 16: 439-452.
• 角野康郎, 2001. 侵入する水生植物. 『移入・外来・侵入種--生物多様性を脅かすもの』 (川道美枝子・岩槻邦男・堂本暁子編), pp. 105-118. 築地書館, 東京.
• 角野康郎, 2004. 水草ブームと外来水生植物. 用水と廃水46: 63-68.

タイトルに関連する用語 (8件)： 水草 ,  Ludwigia ,  新称 ,  オオバナミズキンバイ ,  アカバナ科 ,  野外 ,  生育 ,  染色体数