抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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環境浄化用の超低熱膨張性セラミックスフィルタの開発を目的として,NO
x分解特性を有する立方晶系Cs-リューサイト化合物を合成し,血漿構造内に存在する空隙を制御することにより低熱膨張化に必要な因子の探索を行った。次に,低熱膨張化したCs-リューサイト化合物の触媒活性を有する多孔質体の作製を試みた。以下の結果を得た。1)多段階焼成法により種々の化学組成を有する立方晶系Cs-リューサイト化合物の単一相粉末が合成できた。2)立方晶系Cs-リューサイト化合物の低熱膨張化には,(Si,Al)O
4四面体が連結して形成する骨格構造の格子内空隙率の増大が有効であった。3)立方晶系Cs
0.9Al
0.9Si
2.1O
6の仮焼粉末とPMMAを用いて終結体を作製することで,細孔径分布が制御された低熱膨張性の立方晶系多孔質焼結体が得られた。