文献

J-GLOBAL ID：200902257547185890   整理番号：09A0506817

モロニーマウス白血病ウイルス逆転写酵素の新しい突然変異により,テンプレート-プライマーへのより強固な結合を介して熱安定性が増加する

Novel mutations in Moloney Murine Leukemia Virus reverse transcriptase increase thermostability through tighter binding to template-primer

著者 (2件)： AREZI Bahram (Agilent Technol., CA, USA) ,  HOGREFE Holly (Agilent Technol., CA, USA)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 37  号： 2  ページ： 473-481  発行年： 2009年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モロニーマウス白血病ウイルス逆転写酵素(MMLV RT)の熱安定性を増加させる目的で,熱不活性化に対する抵抗性が増加した突然変異体についてスクリーニングを行なった。MMLV RTの55°Cでの半減期をテンプレート-プライマーの存在下で5分未満から30分まで増加させる5つの突然変異E69K,E302R,W313F,L435GおよびN454Kが認められた。これらの変異により,広範囲のcDNA合成温度にわたって五重変異体(M5)の比活性が増加して温度プロファイルが変化した。M5ではcDNAが高収率で得られ,二次構造を含むRNAの増幅に高温で用いた時に野生型にRTよりも良好なRT-PCR性能が認められた。M5はテンプレート-プライマーに強く結合し,熱不活性化に対して防御的に働くと推定された。

シソーラス用語： *マウス白血病ウイルス ,  *逆転写酵素 ,  *熱安定性 ,  突然変異体 ,  鋳型【遺伝】 ,  プライマー【遺伝】 ,  スクリーニング ,  半減期 ,  塩基対置換 ,  タンパク質工学 ,  円偏光二色性 ,  分子間相互作用 ,  *Moloneyマウス白血病ウイルス ,  アミノ酸置換 ,  最適温度 ,  *微生物 ,  *白血病ウイルス ,  *動物ウイルス ,  *オンコウイルス

分類 (2件)： ウイルスの生化学  (EG04030F) ,  酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： モロニーマウス白血病ウイルス ,  逆転写酵素 ,  突然変異 ,  テンプレート ,  プライマー ,  熱安定性