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J-GLOBAL ID:200902257707803374   整理番号:08A1030343

金属銅酸化物と絶縁性銅酸化物の間の高温界面超伝導

High-temperature interface superconductivity between metallic and insulating copper oxides
著者 (7件):
資料名:
巻: 455  号: 7214  ページ: 782-785  発行年: 2008年10月09日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ナノメートルサイズの界面に閉じ込められた高転移温度(高Tc)超伝導の実現は,多様な応用が考えられ,低次元量子現象を研究する機会が得られるため,ずっと以前から目標とされてきた。しかし,これは達成困難な目標だったが,それは従来型の金属では電子密度が高いせいで,界面効果(キャリアの空乏化や蓄積)が,超伝導の発生に必要なスケールであるコヒーレンス長よりはるかに狭い領域に制限されるからである。対照的に銅酸化物は,キャリア密度が低いがTcが高く,コヒーレンス長が非常に短く,このような性質は目的に合っている。しかしその代わり,界面は原子レベルで完全でなければならない。今回我々は,(La2CuO4)と金属(La1.55Sr0.45CuO4)からなる二重層における超伝導について報告する。これらの材料は,どちらも単独では超伝導を示さない絶縁体である。この二重層では,Tcが積層順序に応じて約15Kまたは約30Kとなる。この非常にロバストな現象は,界面の2~3nmの範囲に限定される。このような二重層をオゾンにさらすと,Tcは50Kを超えるようになる。この強化型の超伝導は,厚さが単位格子約1~2個分の界面層に起因することも示されている。二重層系におけるTcの向上は過去に観測されているが,界面がもつ極めて重要な役割は当時認識されていなかった。Copyright Nature Publishing Group 2008
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酸化物系超伝導体の物性 
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