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J-GLOBAL ID：200902257770656047   整理番号：09A0737198

ダブルチャンバー方式電気加熱気化装置を用いる誘導結合プラズマ発光分光法によるカドミウムの定量

Determination of Cadmium by Inductively Coupled Plasma Atomic Emission Spectrometry Using a Newly Designed Double Chamber Electrothermal Vaporization System

著者 (7件)： 松本明弘 (和歌山県工業技術センター) ,  大崎秀介 (和歌山県工業技術センター) ,  小畑俊嗣 (和歌山県工業技術センター) ,  大下裕司 (洛陽技研株式会社) ,  山本哲司 (洛陽技研株式会社) ,  橋本文寿 (株式会社堀場製作所) ,  内原博 (株式会社堀場製作所)
資料名： 分析化学
巻： 58  号： 5  ページ： 393-397 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダブルチャンバー方式電気加熱気化装置を用いた誘導結合プラズマ発光分光法(ETV-ICP-AES)による水及び植物試料中のカドミウムの定量法を研究した。試料10μLをタングステンボートに添加し,90°Cで乾燥した。次いでカドミウムを1300°Cで加熱気化し,PTFE管を経由してAr搬送ガスでICP源に導入した。最適条件でのCd I 214.43nmにおけるカドミウムの直線検量域は修飾剤なしで10~10000ng/mL,検出限界は0.2ng/mL,相対標準偏差は0.85%(10000ng/mL,n=10)であった。提案アプローチを河川水(紀ノ川)及び植物試料(ホウレンソウ)中のカドミウムの定量に適用した。

シソーラス用語： *ICP-AES分析 ,  *電熱原子化 ,  *カドミウム ,  *河川水 ,  *植物 ,  痕跡量成分 ,  定量分析 ,  ダイナミックレンジ ,  最適条件 ,  検出限界 ,  温度制御 ,  ストップトフロー法 ,  実験装置 ,  測定精度
準シソーラス用語： チャンバ

分類 (1件)： 無機物質中の元素の物理分析  (CC03022H)

引用文献 (13件)：

• RESANO, M. J. Anal. At. Spectrom. 2008, 23, 1450
• HOU, X. Spectrochim. Acta, Part B. 2002, 57, 659
• 久保田正明監訳. 誘導結合プラズマ質量分析法. 2000, 152
• MONSTER, A. Ed. inductively coupled Plasma Mass Spectrometry. 1998
• STURGEON, R. E. J. Anal. At. Spectrom. 1999, 14, 785

タイトルに関連する用語 (6件)： チャンバー ,  電気加熱気化 ,  誘導結合プラズマ ,  発光分光法 ,  カドミウム ,  定量