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J-GLOBAL ID：200902257833464259   整理番号：08A0578439

DNAの系統的置換によるsiRNA配列の機能的解離:DNAシードアームで修飾されたsiRNAは的外れ作用が有意に減少した哺乳動物遺伝子サイレンシングの強力な手段である

Functional dissection of siRNA sequence by systematic DNA substitution: modified siRNA with a DNA seed arm is a powerful tool for mammalian gene silencing with significantly reduced off-target effect

著者 (8件)： UI-TEI Kumiko (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  NAITO Yuki (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  ZENNO Shuhei (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  NISHI Kenji (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  YAMATO Kenji (Tokyo Medical and Dental Univ., Tokyo, JPN) ,  TAKAHASHI Fumitaka (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  JUNI Aya (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  SAIGO Kaoru (Univ. Tokyo, Tokyo)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 36  号： 7  ページ： 2136-2151  発行年： 2008年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々のDNA置換を持つsiRNAを作成し,次のものが遺伝子サイレンシング活性の減少なしにDNAと同時的に置換できた。即ち,それらはガイド鎖の5′端から2-8位にあるシードアーム,その相補配列,ガイド鎖の5′端とパッセンジャー鎖の3′オーバーハングであった。ガイド鎖の3′側の2/3はDNAと置換できなかったが,恐らくそれはTRBP2やAgo2の様なRNA認識蛋白質の結合によると思われた。3′端付近の領域にDNAを持つパッセンジャー鎖は的外れ作用を誘導できなかった。DNA-RNAハイブリッドがRNA二重螺旋よりも安定性が低いことから,シード領域をDNA置換で修飾されたsiRNAは多くの場合シード配列ホモロジーによる予期せぬ遺伝子サイレンシングが起きなかった。そのため,予期せぬ遺伝子サイレンシングを起こさずに哺乳類ターゲット遺伝子を効率よくサイレンスするDNA-RNAキメラをデザインすることが可能であると予測した。

シソーラス用語： DNA【核酸】 ,  *siRNA ,  *遺伝子発現 ,  ヘリックス構造 ,  哺乳類 ,  ターゲット ,  DNAマイクロアレイ ,  塩基対置換 ,  タンパク質 ,  *遺伝子サイレンシング ,  Argonaute2蛋白質 ,  *分子遺伝現象 ,  脊椎動物
準シソーラス用語： Oct4 ,  Ago2 ,  TRBP2蛋白質 ,  PACT蛋白質

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (9件)： DNA ,  系統 ,  置換 ,  siRNA ,  解離 ,  修飾 ,  哺乳 ,  動物 ,  遺伝子サイレンシング