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J-GLOBAL ID：200902258018965690   整理番号：09A0028105

歴史的構造物の調査・診断方法 大正期の煉瓦造教会堂の調査を例として

著者 (1件)： 濱崎仁 (建築研)
資料名： 検査技術  (Inspection Engineering (Tokyo))
巻： 14  号： 1  ページ： 51-58  発行年： 2009年01月01日 
JST資料番号： L3524A  ISSN： 1342-9825  CODEN： KGEIAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 基本的な歴史的構造物の調査・診断方法について,フローチャートや表とともに概略を述べた。歴史的構造物の保存・修復に関わる調査においては,構造物に損傷を与えない非破壊検査が主に用いられる。コンクリート造や組積造の調査に関してはこれらの知見や経験が少ないことを指摘し,大正時代に建造された国の重要文化財の教会堂において,煉瓦の品質評価を行った事例を紹介した。以下の各調査について,その具体的な方法と結果を報告した。1)反発度測定による材料の健全度評価,2)ウインザーピン貫入深さによる材料の強度推定,3)簡易吸水試験による煉瓦の緻密さの評価,4)常時微動測定による固有振動数の測定。いずれの調査においても深刻な問題は見られなかった。組積造構造物の調査・診断においては,今後データの蓄積が重要であると指摘した。

シソーラス用語： *非破壊検査 ,  古建築 ,  *文化財保護 ,  老朽化 ,  煉瓦構造 ,  組積構造 ,  維持管理 ,  教会 ,  圧縮強さ ,  評価基準 ,  貫入試験 ,  吸水率 ,  固有振動数

分類 (3件)： 建設材料試験  (RA06020D) ,  各種建築物一般  (RB05010O) ,  教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G)

タイトルに関連する用語 (7件)： 歴史 ,  構造物 ,  調査 ,  診断 ,  大正期 ,  煉瓦 ,  教会堂