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J-GLOBAL ID：200902258116949813   整理番号：09A0736960

新しいピッチ制御による風力発電機出力の平滑化制御

Smoothing Control of Wind Generator Output Fluctuations by New Pitch Controller

著者 (8件)： 山崎拓哉 (北見工業大学 工学部 電気電子工学科) ,  高橋理音 (北見工業大学 工学部 電気電子工学科) ,  村田年昭 (北見工業大学 工学部 電気電子工学科) ,  田村淳二 (北見工業大学 工学部 電気電子工学科) ,  福島知之 ((株)北海道電力) ,  笹野栄一 ((株)北海道電力) ,  新谷宏治 ((株)北海道電力) ,  松本孝俊 ((株)北海道電力)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 129  号： 7  ページ： 880-888 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般に,固定速風力発電機において,風速が定格以上の領域では,ある程度の風を逃して発電機出力を定格に維持するようなピッチ制御系が備えられているが,定格風速以下の領域ではピッチ角を0度(最小)に固定して最大出力運転をするため,出力変動が大きくなってしまう。そこで,定格風速以下の領域においてもピッチ角制御を動作させることで出力の平滑化を図り,系統周波数を安定化させる新しい方法を検討した。本論文では,風力発電機出力変動の平滑化を目的として新しい風車ビッチ制御系を提案し,電力系統の周波数調整能力を考慮した系統モデルを用いて,系続の周波数変動の抑制に対する提案制御系の有効性に関して,従来のビッチ制御系も考慮の上,比較検討を行った。その結果,従来のビッチ制御系では風力発電機容量が系統容量に比較して10%程度と大きくなった場合に,周波数変動が許容範囲を超える一方,提案制御系では許容範囲内に収まり,出力変動の平滑化が有効に動作することを確認した。

シソーラス用語： *発電機 ,  風力発電 ,  *平滑化 ,  特性 ,  *制御 ,  回転翼 ,  *電力変動
準シソーラス用語： *ピッチ制御 ,  出力特性 ,  *風力発電機

分類 (1件)： 風力発電  (NB03120Q)

引用文献 (14件)：

• (1) 沼田徹夫:「風力発電電力系統安定化等技術開発の成果概要」, 風力エネルギー, Vol. 32, No. 1, pp. 68-75 (2008)
• (2) A. Murakami, A. Yokoyama, and Y. Tada: “Basic Study on Battery Capacity Evaluation for Load Frequency Control (LFC) in Power System with a Large Penetration of Wind Power Generation”, IEEJ Trans. PE, Vol. 126, No. 2, pp. 236-242 (2006-2) (in Japanese)
• 村上明子・横山明彦・多田泰之:「大容量風力発電が導入された電力系統における周波数制御のための蓄電池容量評価に関する基礎的検討」, 電学論B, 126, 2, pp. 236-242 (2006-2)
• (3) 「NEDO風況マップ」, http://app2.infoc.nedo.go.jp/nedo/index.html
• (4) 「電力系統における常時及び緊急時の負荷周波数制御」, 電気学会技術報告, No. 869 (2002)

タイトルに関連する用語 (3件)： ピッチ制御 ,  風力発電機 ,  平滑化