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J-GLOBAL ID：200902258296335346   整理番号：08A1041080

大腸癌上皮細胞におけるNADPHオキシダーゼ1の活性化

Activation of NADPH oxidase 1 in tumour colon epithelial cells

著者 (7件)： NISIMOTO Yukio (Aichi Medical Univ., Aichi, JPN) ,  TSUBOUCHI Ryoko (Aichi Medical Univ., Aichi, JPN) ,  DIEBOLD Becky A. (Emory Univ. Medical School, GA, USA) ,  QIAO Shanlou (Chubu Univ., Aichi, JPN) ,  OGAWA Hisamitsu (Fujita Health Univ., Aichi, JPN) ,  OHARA Takuya (Ehime Univ., Ehime, JPN) ,  TAMURA Minoru (Ehime Univ., Ehime, JPN)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 415  号： 1  ページ： 57-65  発行年： 2008年10月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト大腸癌由来のCaco2細胞の細胞膜画分を用いた無細胞系のスーパーオキシド(O₂^-)産生活性測定実験を用いてNOX1の活性化機構を解明した。細胞の各画分のうち細胞膜画分のみがNADPH依存的な強いO₂^-産生活性を示した。Nox1と共局在する調節因子のうちRac1のみが細胞にPMAを添加したとき膜画分で量が増加したが,活性型変異体であるRac1(Q61L)あるいはGTP結合型Rac1を膜画分に加えてもO₂^-産生活性が増加しなかった。NOXA1のN末端側とRac1(Q61L)の融合蛋白質を加えると活性が大きく増加した。また,NOXO1は活性に影響しなかった。フラビン酵素阻害剤DPIやNADP⁺はこれらの活性変化を抑制した。これらの結果から,Rac1とNOXA1の活性型はNox1活性化に必須であり,その相互作用がスーパーオキシド産生活性の調節に必要であると結論付けた。

シソーラス用語： *大腸腫瘍 ,  上皮細胞 ,  *NADPHオキシダーゼ ,  酵素活性化 ,  Caco2細胞 ,  無細胞系 ,  細胞膜 ,  *スーパーオキシドアニオンラジカル ,  Rhoタンパク質 ,  活性酸素 ,  Rac1 GTP結合タンパク質 ,  細胞内膜系
準シソーラス用語： NOXA1 ,  Rac1蛋白質

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 大腸癌 ,  上皮細胞 ,  NADPHオキシダーゼ1 ,  活性化