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J-GLOBAL ID：200902258406429414   整理番号：09A0383480

層流スポットの下流の発達

Downstream Development of a Laminar Spot

著者 (2件)： SEKIYA Naoki (Dep. of Mechanical Engineering, Collage of Sci. and Technol., Nihon Univ.) ,  MATSUMOTO Akira (Dep. of Mechanical Engineering, Collage of Sci. and Technol., Nihon Univ.)
資料名： Journal of Fluid Science and Technology (Web)  (Journal of Fluid Science and Technology (Web))
巻： 4  号： 1  ページ： 222-233 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： U0022A  ISSN： 1880-5558  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 平板上の超臨界層流境界層内に人工的に導入した乱れは,下流が発達する初期段階はまだ層流であることが知られている。したがって,その速度擾乱に層流が残っていても乱流点に似ているのでこれを「層流スポット」と呼んでいる。傾斜形16チャネル熱線プローブを使った速度測定から,層流点の下流発達の初期段階では,その最大幅が0.2δで横方向成長角度の半分が約5°でありほぼ乱流スポットの半幅になっている。この領域を「層流スポット領域」と呼ぶ。今回は,層流スポット領域に新しい熱線プローブを使って層流スポットの速度場を詳細に測定した。その結果,層流スポットがヘアピン渦とその下のU形誘導渦から成ることが示された。各渦足に誘導された渦の相互作用のために,U形渦の足はスポットの最も外にあった。さらに,新しい渦は下流に移動するとともに約4°でスパン法呼応に広がった。したがって,これらの渦足のスパンにしたがって層流スポットが成長するとの結論を得た。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *層流 ,  *乱れ ,  *乱流 ,  *速度測定 ,  熱線風速計 ,  *渦

分類 (1件)： 層流,乱流,境界層  (BC02030C)

引用文献 (9件)：

• (1) Emmons, H. W., The laminar-turbulent transition in a boundary layer. Part 1, J. Aeronaut. Sci.,Vol. 18, 1951, pp. 490-498.
• (2) Amini, J. and Lespinard, G., Experimental study of an "incipient spot" in a transitional boundary layer, Phys. Fluids, Vol. 25, No. 10, 1982, pp. 1743-1750.
• (3) Komoda, H., Handa, N. and Matsumoto, A., Downstream development of a laminar spot, J. Japan Soci. Fluid Mech., Vol. 13, 1994, pp. 222-225 (in Japanese).
• (4) Matsumoto, A., Downstream evolution of a laminar spot, Proc. 22nd ICAS, 2000.
• (5) Sekiya, N. and Matsumoto, A., Development of a new hot-wire probe, Trans. JSME. B, Vol. 73, No. 727, 2007, pp. 743-750 (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (4件)： 層流 ,  スポット ,  下流 ,  発達