抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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薄地のリーバー・レースの適切な縫製方法を学生の技術力やデザインに合せて選択できるような指針を得るために,リーバー・レースに用いられる「縫い合せ方」の中から6種類を選択して,仕上りの風合いや印象を官能検査によって評価した。「レース接ぎ」は縫い目が一番めだたず,きれいに仕上げられ,薄地のリーバー・レースに向く縫製方法である。習熟度の高い学生には「レース接ぎ」,初心者には「縫い割り」,刺繍部分に厚みがあるレースには,「柄を縫い残してかがる」方法を学生の技術力やデザイン,レースの種類によって選択させると良い。透ける素材であるためにデザイン的にアンダードレスがある場合,下地の色との差が大きい時には,接ぎ合せ部分の重なりの少ない縫い合せ方を選ぶ必要がある。印つけはチャコペーパーでできないために縫い印となるが縫い縮みに注意する必要がある。縫い合せ部の仕上り,風合いや出来上がりの美しさを考慮した官能検査を行うことにより縫製方法の選択の指針を示すことができた。