文献
J-GLOBAL ID:200902258702058154   整理番号:09A1267100

身のまわりの化学工学 飛行機はなぜ飛べるか-渦のはなし-

著者 (1件):
資料名:
巻: 73  号: 12  ページ: 669  発行年: 2009年12月05日 
JST資料番号: F0099A  ISSN: 0375-9253  CODEN: KKGKA4  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ジャンボジェット機の質量は333tonであるので,働く重力は3.3MNである。これをその翼面積(511m2)で浮かせるには,単位面積あたり6.4kN/m2の力が必要である。この力(揚力)は圧力としては6.4kPaである。つまり翼の下面の圧力が上面より△P=6.4kPa大きければ,ジャンボジェット機を浮かすことができる。この圧力をベルヌーイの定理:△P=ρ(△u)/2で流速の差△μに変換すると,△μ=99m/Sである。ジャンボジェット機が巡航速度で飛んでいるときは,向い風の流速222m/s(=800kmm)に対して,翼の上面で相対的に+50m/sの,下面で逆方向(進行方向)に一50m/sの,付加的な流れが生じていることになる。この翼上下の流速の差を生じさせているのが翼まわりの渦である。一般に渦は2次元では対にでき,3次元では渦輪として生じる。飛行機の翼については,2次元で考える場合は,翼後方に生じた渦の対の渦として,翼の周囲に循環流れが発生していると考えられる。飛行機の翼では,形状と向い角によりこの後方渦を一方向に発生することで,翼上面の流れが加速されるような循環流れを常に生成している。これにより翼上下に圧力差がもたらされ,揚力として現れる。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
化学プロセスの制御  ,  ガスタービン 
引用文献 (1件):
  • 永井實. イルカに学ぶ流体力学. 1999
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る