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J-GLOBAL ID：200902258702181274   整理番号：09A0430274

自動車運転時における不安全行動評価に関する実験的考察

Experimental Study on Estimation of Human Operator’s Unsafe Behavior

著者 (3件)： 末長修 (静岡大 工) ,  舟越敬介 (静岡大 大学院工学研究科) ,  小谷政弘 (静岡大 大学院工学研究科)
資料名： 人間工学  (Japanese Journal of Ergonomics)
巻： 45  号： 2  ページ： 99-109  発行年： 2009年04月15日 
JST資料番号： S0258A  ISSN： 0549-4974  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 交通事故の一要因として,ドライバの不安全行動が挙げられる。このドライバの不安全行動の誘発要因に,本研究においては,無意識的な潜在的態度が関与すると考えた。本研究は,この潜在的態度を測定する手法として,潜在連合テスト(Implicit Association Test,IAT)の適用を試み,これらIATによる被験者の評価とその被験者の運転行動との関連をもとに,IATがドライバの不安全行動の誘発要因における個人特性を評価する指標として有用であるかどうかを実証することを目的とする。まずIATを実施し,その結果に基づいて,被験者の一部を2群(上位25%と下位25%)に大別した。つぎに簡易なドライビングシミュレータを用いて,交差点付近の運転行動(平均速度,先行車両との車間距離など)を測定し,被験者群間におけるこれら運転行動の差異について検討した。その結果,IATがドライバの個人特性を評価する有用な一指標となりうる可能性を示すことができた。(著者抄録)

シソーラス用語： 交通事故 ,  *運転者 ,  *人間行動 ,  *安全性 ,  誘導 ,  訓練用シミュレータ ,  交差点 ,  車間距離 ,  指標 ,  操作 ,  キャラクタリゼーション
準シソーラス用語： *運転行動

分類 (2件)： 運転者  (TB01040V) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (18件)：

• 芳賀繁. 不安全行動のメカニズム. 電子情報通信学会技術研究報告 (SSS, 安全性). 1999, 99, 238, 29-34
• 芳賀繁. 違反とリスク行動の心理学. 事故と安全の心理学 : リスクとヒューマンエラー. 2007, 8-18
• 芳賀繁. 質問紙調査によるリスクテイキング行動の個人差と要因の分析. 鉄道総研報告. 1994, 8, 12, 19-24
• 赤塚肇. 質問紙法による不安全行動の個人差の分析. 産業・組織心理学研究. 1998, 11, 1, 71-82
• 中村玲香. リスク行動に関わるドライバー個人特性尺度の作成の試み. 立教大学心理学研究. 2006, 48, 35-46

タイトルに関連する用語 (4件)： 自動車 ,  不安全行動 ,  評価 ,  実験