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J-GLOBAL ID：200902258941113990   整理番号：08A0403967

「ソフトウェア開発プロセスにおける『偶然変動』と『系統的変動』の認識とその活用」 ソフトウェア設計工程における系統的変動の認識と工程能力の革新

〔Recognition and Utilization of Accidental Dispersion and Systematic Dispersion in Software Development Process〕 Improving Software Design Process Capability Based on Perception of Systematic Dispersion

著者 (1件)： 笹部進 (日本電気通信システム)
資料名： 品質  (Quality - JSQC)
巻： 38  号： 2  ページ： 189-195  発行年： 2008年04月15日 
JST資料番号： S0060B  ISSN： 0386-8230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ソフトウェア開発における品質管理,特に後工程で深刻な事態を引き起こすソフトウェア設計工程の品質管理に焦点を当てて,2つの実践事例で考察した。具体的には,まず,ソフトウェア設計工程における系統的変動を進捗グラフに現れるズレの様子(進捗パターン)として6つのパターンに類型化し,その対策としてのSWQC活動による品質管理上の成果について述べた。さらに,設計技術革新として,1)オブジェクト指向技術による製品の階層的なモデル,2)モデルに基づくソフトウェアのアーキテクチャ設計,3)分散オブジェクト設計技術による計算機分散配置の実現,を挙げ,その実現によってソフトウェア開発における工程能力が向上し,財務的成果が達成されたことを紹介した。

シソーラス用語： ソフトウェア開発 ,  ソフトウェアプロセス ,  *ソフトウェア設計 ,  計算機アーキテクチャ ,  分散処理 ,  プロセス設計 ,  *工程能力 ,  技術革新 ,  分散【variance】 ,  ソフトウェアメトリックス ,  TQC【品質管理】 ,  *品質保証 ,  プロジェクト管理 ,  リスク管理 ,  工程管理
準シソーラス用語： ばらつき ,  プラットフォーム【計算機】

分類 (2件)： 計算機システム開発  (JD02010R) ,  品質管理一般  (KB04010A)

引用文献 (13件)：

• 森口繁一. やわ物の品質管理の考え方. ENGINEERS. 1981, 8月号
• 小林宏治. 構想と決断 NECとともに. 1989
• 水野幸男監修. NECのSWQC活動 : ソフトウェアの総合的品質管理. 1990
• 佐々木元. 私が伝えたいTQMのDNA-NECにおける品質革新の取り組みと私のかかわり-. 品質. 2006, 36, 4, 82-85
• 誉田直美. Quality Assurance System throughout Software Life Cycle. 第2回欧州ソフトウェア品質会議, 1990. 1990

タイトルに関連する用語 (5件)： ソフトウェア開発プロセス ,  系統 ,  活用 ,  ソフトウェア設計 ,  工程能力