文献
J-GLOBAL ID:200902259189187829   整理番号:09A0144889

後期形成辺縁帯の遺伝子LCE3BおよびLCE3Cの欠失によって,乾癬にかかりやすくなる

Deletion of the late cornified envelope LCE3B and LCE3C genes as a susceptibility factor for psoriasis
著者 (28件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 211-215  発行年: 2009年02月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
乾癬は,ヨーロッパ系集団における罹患率が2~3%という頻度の高い炎症性皮膚疾患である。乾癬へのかかりやすさに関係するコピー数多型(CNV)をサンプルプーリングによってゲノム全体から探索したところ,後期形成辺縁帯(LCE:late cornified envelop)遺伝子クラスターの構成遺伝子のうちLCE3BとLCE3Cを含む部分を欠失しているCNVが見つかった。LCE3BとLCE3Cの欠損(LCE3C_LCE3B-del)という変異は,スペイン,オランダ,イタリア,アメリカから得たサンプルと,家系による解析で乾癬発症リスクに有意な関連を示した(それぞれ,P=1.38E-08,P=5.4E-04)。LCE3C_LCE3B-delのタグSNPであるrs4112788(r2=0.93)もまた,乾癬に強い関連を示す(Pが6.6E-09以下)。LCE3C_LCE3B-delの乾癬発症に対する効果は,オランダ人サンプルではHLA-Cw6対立遺伝子に対して上位であり,他のサンプルでは相乗的であった。LCEは,正常表皮の皮膚バリアの破損によってその発現が誘導されると考えられ,乾癬病変部において強い発現がみられた。このことは,皮膚のバリア機能が損傷を受けると,乾癬にかかりやすくなることを示唆するものである。Copyright Nature Publishing Group 2009
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝的変異 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る