抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ユビキタスコンピューティングの世界で用いられる“ucode”を管理するシステムにRDF-DB(RDF database)を利用するには,スケーラブルなRDF-DBを構築する技術の確立が必要である。そこで,我々はRDF-DBのバックエンドに分散ストレージとMapReduceフレームワークを用いた並列データ処理を利用することで,膨大なデータに対する多数の問合せに対応したシステムの構築を試みている。本稿では,まずMapReduceを実装するHadoopにおいて,データベースの結合演算を行うプログラムの性能を評価した。次に,HadoopとRDF-DBのそれぞれの特徴に基づき,データベースの基本的なデータ格納手法であるVertical Partitioning,Horizontal Partitioning,Sortingをもとに,MapReduceフレームワークにおけるRDF-DBに適したデータの分散格納方法を提案する。そして,約274万のトリプルに対して,2または3組のpredicateを選択条件とし,subjectに対する結合演算を行う問合せを用いて評価実験を行った。これらを通じて,最終的に構築しようとしているシステムの設計を行う上での基本的な知見を得た。(著者抄録)