文献

J-GLOBAL ID：200902259272681789   整理番号：09A1282780

リニアアレイ型電気・超音波特性イメージングシステム

A Linear Array Typed Imaging System of Electrical and Ultrasonic Properties

著者 (3件)： 木本晃 (佐賀大学理工学部電気電子工学科) ,  谷中祐太 (佐賀大学大学院工学系研究科生体機能システム制御工学専攻) ,  信太克規 (佐賀大学理工学部電気電子工学科)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 129  号： 12  ページ： 884-888 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,超音波と電気特性の画像情報を融合した新しい診断装置を開発することである。そのために,圧電セラミック素子をもとにした電気・超音波統合型センサを提案した。本センサは,一対の圧電セラミック素子による超音波の透過波及び反射波の測定に加え,圧電セラミック素子の表面に塗布されている電極を用いて,測定対象表面に配置した複数の圧電セラミック素子の組み合わせにより,超音波及び電気特性を測定し,得られた測定値から測定対象の超音波及び電気特性をイメージングしようとするものである。本稿では,8個の圧電セラミック素子を用いた電気・超音波特性イメージングシステムを製作し,一様媒質中に挿入された異種媒体の位置と抵抗率分布の検出を試みた。今回の実験では,リニアアレイ状に配置した8個の圧電セラミック素子により,濃度0.1%食塩水中にアクリル柱を挿入したときの超音波特性としての伝搬時間と電気特性としての電圧の測定を行った。それらの測定値からアクリルの位置及び厚さとインピーダンス特性の再構成を試みた。結果として,提案システムによる伝搬時間と電圧の測定からアクリルの位置及び厚さと電気特性のイメージングの可能性を示しえた。

シソーラス用語： *撮像装置 ,  *画像処理 ,  *セラミック ,  配列 ,  *電気特性 ,  時間 ,  *圧電セラミック
準シソーラス用語： リニアアレイ ,  *超音波イメージング ,  伝搬時間

分類 (3件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  その他の音響応用  (BB03100I) ,  圧電デバイス  (NC03110I)

引用文献 (11件)：

• BARBER, D. C. Applied potential tomography. J. Phys. E : Sci. Instrum. 1984, 17, 9, 723-733
• FUKS, L. F. Detection and Imaging of Electric Conductivity, and Permittivity at Low Frequency. IEEE Trans. Biomed Eng. 1991, 38, 11, 1106-1110
• NITTA, N. Experimental Investigation of 3-D Blood Flow Velocity Measurement. Jpn. J. Appl. Phys. Pt.1, B. 1996, 35, 5, 3126-3130
• SIMAEYS, B. Quantitative analysis of the neonatal brain by ultrasound. Computerized Medical Imaging & Graphics. 2000, 24, 11-18
• KAWAMURA, Y. Detection of Concrete Crack Using Giant-Magnetostriction Vibrator. Proc. Symp. Ultrason. Electron., 2006. 2006, 27, 243-244

タイトルに関連する用語 (3件)： リニアアレイ ,  音波特性 ,  イメージングシステム