抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ABC(Activity-Based Costing:活動基準原価計算)は,間接費の配賦を精緻化することによって製品原価を正確に算定し,製品に関する戦略策定の一助にするための原価計算技法である。本稿では,伝統的なABCの計算構造を示し,伝統的なABCを実務に適用する際の問題点をKaplan=Andersonの問題意識に基づいて抽出し,ABCの新しい展開であるTime-Driven ABCの計算構造について検討した。さらに,伝統的なABCとTime-Driven ABCを比較して,Time-Driven ABCを日本の企業が受け入れるための課題として,1)責任会計における限界,2)時間ドライバーへの過度の偏り,3)Time-Driven ABC情報の性質,を挙げた。