抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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岡山電車区所属の213系車両は,本四備讃線の開業に合わせて「快速マリンライナー」として利用されていた。その後,223系5000代車両の導入に伴い,213系車両は,一部の車両をワンマン改造し,山陽本線や赤穂線等に利用されている。新製から約20年が経過している213系車両は近年,制輪子が車輪端面から外側にはみ出ず「脱シュー」が目立つようになってきている。脱シューの問題点としては,制輪子の偏摩耗による交換頻度増や車輪への攻撃性などが考えられる。電車区では,はみ出し部分に「はつり」を行い取り除いているが,一時的な処置にとどまっている。そこで,「脱シュー」の原因を究明し対策を行ったので紹介した。「リンク部分にワッシャーを入れる」「ブッシュの交換」「スリ板の張替」「SJシリンダ押棒とスリーブの交換」「ブレーキ取付位置を内側にする」といったブレーキ機構の各遊間をなくす対策が,脱シュー防止に効果があった。今後,トレースを続けることにより,長期的な効果を確認するとともに,どの対策がより優位なのか検討していく必要があると考えている。