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J-GLOBAL ID：200902259415170969   整理番号：08A0970913

酸化型脂肪酸によるPPARγ活性化の構造基盤

Structural basis for the activation of PPARγ by oxidized fatty acids

著者 (9件)： ITOH Toshimasa (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  FAIRALL Louise (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  AMIN Kush (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  INABA Yuka (Showa Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  SZANTO Attila (Univ. Debrecen, Debrecen, HUN) ,  BALINT Balint L (Univ. Debrecen, Debrecen, HUN) ,  NAGY Laszlo (Univ. Debrecen, Debrecen, HUN) ,  YAMAMOTO Keiko (Showa Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  SCHWABE John W R (Univ. Leicester, Leicester, GBR)
資料名： Nature Structural & Molecular Biology  (Nature Structural & Molecular Biology)
巻： 15  号： 9  ページ： 924-931  発行年： 2008年09月 
JST資料番号： W0637A  ISSN： 1545-9993  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 核受容体であるペルオキシソーム増殖剤応答性受容体-γ(PPARγ)のリガンド結合ドメイン(LBD)と,その天然のリガンドと考えられる様々な不飽和脂肪酸との複合体の結晶構造をX線解析により決定した。その結果,PPARγは2つの脂肪酸を同時に結合できることが明らかになった。また,オキソ脂肪酸である4-オキソDHAや6-オキソOTEの場合には285番目のシステインに共有結合していることもわかった。更にCD測定による熱変性解析実験から,リガンドの共有結合によってPPARγのLBDは顕著に安定化されることも示された。これらのオキソ脂肪酸は,PPARγによる転写活性化を特に効果的に高めることも遺伝子発現解析から明らかになった。

シソーラス用語： *PPARγ ,  結合部位 ,  結晶構造 ,  アミノ酸配列 ,  *転写【遺伝】 ,  細胞分化 ,  脂肪細胞 ,  *不飽和脂肪酸 ,  分子認識 ,  共有結合 ,  熱変性 ,  円偏光二色スペクトル ,  分子モデル ,  ポリエン ,  ω-3脂肪酸

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB06020T) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (7件)： 9-HODE ,  13-HODE ,  ドコサヘキサエン酸 ,  (5E,7Z,10Z,13Z,16Z,19Z)-4-ヒドロキシ-5,7,10,13,16,19-ドコサヘキサエン酸 ,  (5E,7Z,10Z,13Z,16Z,19Z)-4-オキソ-5,7,10,13,16,19-ドコサヘキサエン酸 ,  (6E,8Z,11Z,14Z,17Z)-5-ヒドロキシ-6,8,11,14,17-イコサペンタエン酸 ,  (7E,9Z,11Z)-6-オキソ-7,9,11-オクタデカトリエン酸

タイトルに関連する用語 (4件)： 酸化 ,  脂肪酸 ,  PPARγ活性 ,  基盤