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J-GLOBAL ID:200902259499447090   整理番号:09A0265627

PD-1阻害によるin vivoでのSIV特異的な免疫の増強

Enhancing SIV-specific immunity in vivo by PD-1 blockade
著者 (21件):
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巻: 458  号: 7235  ページ: 206-210  発行年: 2009年03月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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免疫不全ウイルスの慢性感染は,ウイルスに対する細胞性および液性免疫応答の機能不全を特徴とする。したがって,ウイルス特異的な免疫機能を増強・回復させる免疫調節療法によって,病気の進行を予防できる可能性がある。本論文では,アカゲザルでのサル免疫不全ウイルス(SIV)による慢性感染について,共抑制受容体PD-1(programmed death1)阻害の安全性および免疫回復能について検討する。PD-1に対する抗体を用いたPD-1の阻害は,耐容性に優れており,機能的性質が向上したウイルス特異的なCD8T細胞を急激に増加させることがわかった。このようなT細胞性免疫の増強は血液で,さらにSIV感染の主要な貯蔵場所である腸管でも認められた。また,PD-1の阻害は,記憶B細胞の増殖やSIVのエンベロープに対する特異的な抗体の増加ももたらした。このような免疫応答の改善は,血漿中ウイルス量の大幅な減少および,SIVに感染したアカゲザルの生存延長と関連していた。PD-1抑制の効果は,慢性感染の初期(10週目)のみならず後期(およそ90週目)でも,重度のリンパ球減少がみられる場合でさえも認められた。以上の結果から,病原性免疫不全ウイルス感染時に単一の抑制経路を阻害することにより,細胞性および液性免疫応答が増強されることが示され,ヒト免疫不全ウイルスの感染を管理する新たな治療法への道が明らかになった。Copyright Nature Publishing Group 2009
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分類 (2件):
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感染免疫  ,  ウイルス感染の生理と病原性 
タイトルに関連する用語 (5件):
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