抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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eポートフォリオは,電子的に扱うことができるため,学習のプロセスにおいて,学習者の学習成果物や記録をeポートフォリオとして収集し,ネットワーク等を介して直接それらを評価活動に用いることができる。本稿では,さまざまなeポートフォリオの理論と実際について述べ,eポートフォリオを扱うシステムが抱える現状の問題点を明らかにした。具体的には,まず,eポートフォリオの定義と利点について述べ,eポートフォリオの分類を示し,eポートフォリオ活用(コースにおけるeポートフォリオ活用,ディベロップメント・ツールとしてのeポートフォリオ活用,アセスメント・ツールとしてのeポートフォリオ活用)について,その現状を整理した。次いで,eポートフォリオを扱うソフトウェア・システム(eポートフォリオ作成ソフトウェアとコミュニケーション・ツール,eポートフォリオ・マネジメント・システム)についてまとめ,代表的なeポートフォリオ・マネジメント・システムを用いた実践事例を紹介した。さらに,現在のeポートフォリオ・マネジメント・システムの問題点を指摘するとともに,今後の研究の方向性を示した。