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J-GLOBAL ID：200902260071164644   整理番号：09A0522782

二重ネットワークヒドロゲルの真の化学構造

True Chemical Structure of Double Network Hydrogels

著者 (6件)： NAKAJIMA Tasuku (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  FURUKAWA Hidemitsu (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  TANAKA Yoshimi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KUROKAWA Takayuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  OSADA Yoshihito (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  GONG Jian Ping (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 42  号： 6  ページ： 2184-2189  発行年： 2009年03月24日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリ(2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸)(PAMPS)の第1ゲルとポリアクリルアミド(PAAm)の第2ゲルからなる二重ネットワークヒドロゲル(cDN)はPAAm重合時に架橋剤を用いなくても非常に高い破壊強度を有する。本報では,この要因を解明するために第1ゲルと第2ゲル間に共有結合がなく完全に独立した二重ネットワークヒドロゲル(tDN)を調製し,その強度を調べた。まず,ビスアクリルアミドを架橋剤とした光重合によりPAMPSゲルを得,次いで,その残存二重結合を多量の光開始剤存在下でのUV照射により消滅させ,その後に,架橋剤を用いずにAAmを重合させてtDNを得た。両者の比較から,tDNの圧縮破壊強度はcDNに比べて極めて脆弱であることが分かり,cDNの高強度が残存二重結合による第1ゲルと第2ゲルの共有結合形成に基づくと推定された。更に,AAmの重合時に少量の架橋剤を存在させてルーズゲルにするとtDNの破壊強度が飛躍的に向上し,cDNの強度を凌駕することを見いだした。

シソーラス用語： *ヒドロゲル ,  破壊強さ ,  *ポリアクリルアミド ,  架橋重合 ,  *高分子電解質 ,  架橋剤 ,  光重合 ,  その場重合 ,  二重構造 ,  ネットワーク構造 ,  二重結合 ,  光開始剤 ,  IPN重合体 ,  分子構造 ,  共有結合 ,  圧縮強さ ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ケト酸 ,  ジカルボン酸 ,  カルボアミド ,  ビニル化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  機械的性質 ,  強度

分類 (1件)： 高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

物質索引 (4件)： 2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸 ,  2-オキソグルタル酸 ,  N,N′-メチレンビス(アクリルアミド) ,  アクリルアミド

タイトルに関連する用語 (2件)： 二重ネットワークヒドロゲル ,  化学構造