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J-GLOBAL ID:200902260088934745   整理番号:08A1223911

ロスト・シティ熱水域におけるジエーテル脂質の異常な13C濃縮は炭素が制限された生態系を示す

Extraordinary 13C enrichment of diether lipids at the Lost City Hydrothermal Field indicates a carbon-limited ecosystem
著者 (3件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 102-118  発行年: 2009年01月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ロスト・シティ熱水域からの活性および不活性炭酸塩チムニーは,種々の脂質集合体を伴う0.6%までの有機炭素を含む。全有機炭素のδ13C値は,絶滅した炭酸塩チムニーにおけるVPDBに対する-21.5‰から70°Cの活発に噴出する炭酸塩チムニーにおける-2.8‰までの範囲にある。δ13C>-15‰の全有機炭素を有する位置において収集された試料は多量のイソプレノイドおよび非イソプレノイド・ジエーテル脂質も含んでいた。13Cがさらに減ったTOCを伴う試料は,これらのジエーテルを欠くか,または少量含んでいた。sn-2 hydroxyarchaeol,sn-3 hydroxyarchaeol,および推定されるdihydroxyarchaeolを含むイソプレノイド・ジエーテルは,メタン生成古細菌から派生するようである。これらの合成物は,VPDBに対して-2.9から+6.3‰までのδ13Cを有する。非イソプレノイド・ジエーテルとモノエーテルはおそらく微生物から派生したものであり,硫酸塩還元微生物によって培養で冷間滴下によって生成されたものと似た構造を有する。多量のhydroxyarchaeolも含む試料では,これらのジエーテルは11.8と+3.6‰の間のδ13C値を有する。多量のhydroxyarchaeolのない試料では,非イソプレノイド・ジエーテルは通常13Cがさらに少なく,δ13Cはチムニーにおいて-28.7‰と低く,裂け目では-45‰であった。ロスト・シティにおけるジエーテルは多分水素を消費するメタン菌および微生物から派生したと思われる。高い水素濃度がメタノトロフィーよりもメタン生成を有利にして,メタン生成微生物と硫酸塩還元微生物の同時成長を可能にする。脂質内の13Cの異例の濃縮を,噴出流体中の生物利用可能な炭素のほぼ完全な消費に貢献させることができる。炭素が限られた条件では,有機物における13Cの減少に通常導く同位体の効果を表すことはできない。したがって,脂質やメタンなどの代謝生成物は無生物炭素に一般的なδ13C値を有する。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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水圏・生物圏の地球化学 
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