抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新放電応用装置用の電源,あるいは放電応用装置の効率向上を目的とし,ナノ秒パルスパワー電源の開発を行った。本電源の出力特性を調べると共に,その性能評価を目的としてオゾン生成実験を行った。開発と実験を通じて,以下を明らかにした。1)ナノ秒パルスパワー電源の回路パラメータを実験とシミュレーションで求めた。設計製作したテスラトランスのエネルギー転送効率は約90%であった。2)充電電圧-2.7kVとしたとき,出力電圧約40kV,立上がり時間(30~70%)約0.4ns,パルス幅(半角値)約1.5nsのパルスパワーの発生を確認した。本電源のパルス繰返し動作は500ppsまで確認した。3)1次側ガスギャップスイッチに,自爆型ギャップスイッチを代えて3点ギャップスイッチを導入したところ,その動作が安定した。キャパシタの放電電圧の標準偏差は約0.64kVから約0.06kVになった。4)オゾン生成実験により高効率・高濃度のオゾンを発生できた。最高オゾン濃度は約17g/Nm
3,最高オゾン吸収率約60g/kWhであった。