抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イゲタロイの名称で親しまれる住友電工製超硬工具が1929年の製造成功以来80年を迎えることから,製造方法,用途等を含めて黎明期から現在までの流れを概観した。超硬合金は1923年にドイツで発明され,26年にKrupp社が製品化し,翌27年に研究を開始し32年に発売した。初期の製法は混合粉末を炭化し粉砕混合する複合法とホットプレス法であったが,1950年代にWCを製造してCoと粉砕混合する間接法と冷型法に切り替えられ大幅な技術向上が図られた。残留ポア形成対策,70年代のコーティング,超微粒WCの製造,超超微粒子合金のPCBドリル等を開発した。レアメタルであるWのリサイクルには1940年代から取り組み,現在は亜鉛処理法を強化している。