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J-GLOBAL ID：200902260524244180   整理番号：09A0587334

2007年3月18日にルアペフ火山(ニュージーランド)の火口湖決壊によって発生した泥流の土砂水理特性変化

Changes in hydraulic characteristics of the crater lake burst-induced mud flows occurred in the Mount Ruapehu on March 18, 2007

著者 (5件)： 山田孝 (三重大 大学院生物資源学研究科) ,  丸谷知己 (北大 大学院農学研究院) ,  MANVILLE Vernon (Inst. Geological and Nuclear Sci., NZL) ,  木村正信 (岐阜大 応用生物科学) ,  眞板秀二 (筑波大)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 62  号： 1  ページ： 3-10  発行年： 2009年05月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2007年3月,ニュージーランド北島のルアペフ火山の火口湖決壊により大規模な泥流が発生した。この泥流は火山の東山麓を流下し,ワンガエフ川に流入してタスマニア海まで流出した。現地では泥流発生前に高密度の観測体制が整備されており,泥流発生時に複数箇所での観測データを得ることができた。本研究では,この観測によって得られた泥流の土砂水理特性の変化について考察した。火口湖からの排水流量・泥流規模,ピーク流量などの流下に伴う泥流の変化,土砂ハイドログラフの距離的変化,流れの抵抗則の適合性と泥流の減衰をもたらした要因について述べた。本研究では,今回の泥流のピーク流量を火口湖からの距離をパラメータとして指数関数でかなり良く表現できることがわかった。

シソーラス用語： ニュージーランド ,  火山 ,  *火山泥流 ,  *特性 ,  観測 ,  データ解析 ,  測定データ ,  流量 ,  ピーク値 ,  *湖沼 ,  崩壊
準シソーラス用語： *火口湖 ,  *水理特性

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (16件)：

• Osumi office River and National Highway. Results investigation of erosion control at Sakurajima. 2007
• PIESON, T. C. Downstream dilution of a lahar transition from debris flow to hyperconcentrated streamflow. Water resources research. 1985, 21, 1511-1524
• SHANE, J. 1995 Ruapehu lahars in relation to the late Holocene lahars of Whangaehu River, New Zealand. New Zealand Journal of Geology and Geophysics. 1997, 40, 507-520
• 丸谷知己. ニュージーランド北島ルアペフ火山の火口湖決壊によって発生したラハール. 砂防学会誌. 2007, 60, 2, 59-65
• Horizons regional council. Draft Report on the Hydrology of the 2007 Whangaefu River Lahar. 2007

タイトルに関連する用語 (7件)： 火山 ,  ニュージーランド ,  火口湖 ,  決壊 ,  泥流 ,  土砂 ,  水理特性