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J-GLOBAL ID：200902260792493541   整理番号：09A0621420

Cr-Co合金系におけるσ構造形成と関係する準安定な12角形原子カラム状態

Metastable dodecagonal-atomic-column state related to the formation of the σ structure in the Cr-Co alloy system

著者 (3件)： DOI Toshihiro (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  TANIMURA Makoto (NISSAN ARC, Ltd., Kanagawa, JPN) ,  KOYAMA Yasumasa (Waseda Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 79  号： 13  ページ： 134204.1-134204.12  発行年： 2009年04月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遷移金属合金のσ構造の構造単位を明らかにするため,Cr-Co合金のbcc→bcc+σ反応を透過型電子顕微鏡により調べた。12角形原子カラムからできた準安定状態が存在することを見いだした。これは配位数が14の多面体が1次元に連結してできる原子カラムとは全く異なる。bcc→σ構造変化はこの準安定12角形原子カラム格子(DACL)状態を介して起こる。DACL状態では12角形原子カラムの周期的に配列している。この構造変化では,12角形原子カラムがbccマトリックス中に既に存在し,DACL状態からσ構造への変化に伴って準安定析出物に配位数が12の多面体が形成される。この多面体はσ構造にも含まれる。配位数が12の多面体は20面体原子クラスタである。20面体原子クラスタがσ構造の構造単位になることが分った。

シソーラス用語： クロム含有合金 ,  *コバルト合金 ,  *σ相 ,  配位数 ,  析出物 ,  透過型電子顕微鏡 ,  高速電子回折 ,  BCC金属 ,  相変態 ,  結晶構造

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (6件)： Cr ,  Co合金 ,  構造形成 ,  角形 ,  原子 ,  カラム