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J-GLOBAL ID：200902260836487447   整理番号：09A1086426

新規な小胞体外輸送シグナル シグナルペプチド切断部位から+2位のプロリン

A Novel Endoplasmic Reticulum Export Signal PROLINE AT THE +2-POSITION FROM THE SIGNAL PEPTIDE CLEAVAGE SITE

著者 (5件)： TSUKUMO Yoshinori (Japanese Foundation for Cancer Res., Tokyo, JPN) ,  TSUKAHARA Satomi (Japanese Foundation for Cancer Res., Tokyo, JPN) ,  SAITO Sakae (Japanese Foundation for Cancer Res., Tokyo, JPN) ,  TSURUO Takashi (Japanese Foundation for Cancer Res., Tokyo, JPN) ,  TOMIDA Akihiro (Japanese Foundation for Cancer Res., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 284  号： 40  ページ： 27500-27510  発行年： 2009年10月02日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 変性蛋白質応答の負の調節因子であり,ゴルジ体に局在する可溶性蛋白質NUCB1について,ゴルジ体への局在に必要な蛋白質領域を調べた。NUCB1の一連の欠失変異体を作製し,HT1080細胞での発現分布を検討したところ,アミノ末端27~35の領域がゴルジ局在性に関わっていることがわかった。また,この領域の変異解析により,Pro²⁸がNUCB1のゴルジ局在に重要であることを見いだした。Pro²⁸はシグナルペプチド切断部位の+2位に位置しており,このPro残基はRCN1などの他の小胞体/ゴルジ体局在性蛋白質でも保存されていた。NUCB1のP28A変異体では,小胞体からゴルジ体への輸送に異常が生じていた。その一方で,Pro²⁸の変異は,蛋白質コンホメーションやシグナルペプチドのプロセッシングには影響しなかった。+2位のPro残基が,小胞体からゴルジ体への輸送シグナルとして機能していると結論した。

シソーラス用語： *タンパク質 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  細胞内分布 ,  *細胞内輸送 ,  Golgi体 ,  アミノ酸残基 ,  293T細胞 ,  HT1080細胞 ,  *タンパク質輸送
準シソーラス用語： *NUCB1

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 小胞体 ,  輸送 ,  シグナル ,  シグナルペプチド ,  切断部位 ,  プロリン